中野の家

●設計事例の所在地: 
東京都中野区
●面積(坪): 
約53坪
●建物の種類(大分類): 
住宅関連
●メインの画像: 
●メイン画像の説明文: 

中野の2世帯住宅

●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など): 

1992年に建てられた住宅の増改築。1992年当初は親世代と子世代の「同居」のための家であったが、今回の増改築では「同居」でもなく「2世帯住宅」でもない、その中間的な「2世‟代”住宅」を目指した。近年は核家族化により同居が好まれない傾向がある一方で、都心では2世帯住宅とするための十分な土地がない。この「2世‟代”住宅」では玄関や水廻りは分けつつもダイニングを共有することで、それぞれの生活スタイルやプライバシーを保ちながら互いの気配を感じることができる。さらに外部には性格の異なる2つの中庭があり、当初からあったコンクリート打ち放しの2階の中庭は子世代、新たに設けた緑豊かな1階の中庭は親世代の中庭となっている。これらの中庭は外階段で立体的につながり、ほどよい距離感の憩いの場所となっている。ものであふれ、そして核家族化が進む現代だからこそ、古くからある家を生かして世代を超えて住み継ぐことを大切にし、ライフスタイルの変化に合わせて柔軟に対応していける住宅を目指した。

その他の画像: 

急斜地の専用住宅

共同住宅

共同住宅

設計者

ユーザー Rebbon Architects(リボン一級建築士事務所) 遠藤奈々子 の写真
オフライン
Last seen: 4週 1日 前
登録日: 2025-07-04 12:01